ウェスタンデジタル WD Red-SMR方式の型番
WDのHDDを使っていたら型番を確認しよう
RAIDの再同期など大量のデータを書き込む場合にトラブる。
WDがNAS向けシリーズ「WD Red」で起こした問題は「沈黙し続ける企業文化そのもの」が原因との指摘 – GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20200616-wd-red-smr-issue/
「WD Red」の最新モデルにおいて、頻繁にデータを書き換える用途には適していないとされる「SMR方式」を表記なく採用。これにより、RAIDの再同期に失敗するといった問題が指摘されていました。
WDのNAS向けHDD「WD Red」の記録方式が「RAIDに不向き」な仕様にこっそり変更されていたことが判明 – GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20200416-wd-red-hdd-smr/
ある日、ネットワーク管理者のアラン・ブラウン氏がWD製のHDD「WD40EFAX」をRAIDアレイに追加しようとしたところ、エラーが発生しHDDをRAIDアレイに追加することができなかったとのこと。NASメーカー「Synology」のフォーラムにも2019年に同様の問題が報告されていました。
ブラウン氏は問題の原因がSMRにあると推測。SMRではランダムライトアクセスに関する問題への対応として、プラッタの外周部にCMRで記録するキャッシュ領域を設け、HDDがアイドル状態時にキャッシュ領域から通常の領域へデータを書き込む仕組みを採用しています。数十GBから数百GBのデータを書き込む際は問題になりませんが、RAIDの再同期など大量のデータを書き込む場合は、キャッシュ領域からデータがあふれ、書き込みに問題が生じる場合があるとのこと。
WDのHDDでSMR方式のもの一覧
現在、WD RedProや今後のWDRedPlusなどのCMRベースのWDRedドライブをお勧めします。WesternDigital Blog